カラオケへＧО！(阿部夢)

あさぎのところの小説と若干リンクしてるっぽい話です。別に話は繋がってもなければ関連があるわけでもないですが！！！





…またしてもキモ部です。阿部、キャラを見失ってます。それでもいい方は『結！』よりどうぞ(笑)

「君を～好きになぁって、どれくらいたつのかなぁ～♪」




…阿部、ノリノリであります。





花「あ、のさ、阿部。そろそろ他のやつにマイクを…」
阿「待ってって！！俺の想いはこんなもんじゃねー！！！」
泉「や、もういいって。十分伝わってるって」





さっきから何曲目かわからないほど歌い続けている阿部をよそに
最初は爆笑していたほかのメンバーである
三橋、花井、泉、栄口、ひなは呆然とその姿を見ていた。


いい加減にしてくれ！！(一同)






みんなの思いは一つになった。
…その阿部の想いの相手である夏をのぞいては。










「…ねぇ、夏」
「……」
「あの…これ、大丈夫？阿部そろそろマジできも…」
「阿部くんっ…素敵っ…」
「え、え～～～？？？」






ひなが夏を悟そうと声をかけたが、その呼びかけも無駄だった。







栄｢夏さ、きっと歌の歌詞聞いてないよ…」
ひ「ぽいね。阿部、お前の思いはこれっぽっちも伝わってないよ」






そんなこと、今の阿部にはお構いなし。
ただひたすらに感情移入しながら大熱唱。






花「てか、さっきから気になってたんだけど、阿部が今歌ってる歌って何」
栄「え～と…聞いたことあるような、ないような…」
























泉「これは、アニメ『満月をさがして』の第一期ＥＤだな」


















『『『何でお前知ってるんだよ…！！！！』』』(一同心の声)














泉くんの本性がみえかくれしたところで、この日はお開きとなった。






…あれ？阿部の一曲目以降みんな歌ってないよ？




























～帰り道～


「阿部くん…あのね」






うおっ、夏が仕掛けた…！(笑)







「な、なんだ？(ドッキーン)」
「カラオケで歌ってる阿部くん、すっごく…かっこよかったよ」






あ、言っちゃったよ。











なにやら小さくガッツポーズを決め込んでいる阿部に
やっぱり言っておいてあげようか。






「阿部、夏はお前の歌に聞きほれたんじゃないぞー」
「ばっ、ひな！！！そんなストレートに言っちゃ、さすがに阿部も傷つく…」

















……そんな、わけねーか。














「夏っ。俺の想い、受け取ってくれたんだな！？」
「え？あ、うん？」






「よっしゃーーーーー！！！！！」


























「ほっといてあげようか。なんか、嬉しそうだし」
「……そうだな」

















教訓
恋とは、人を狂わせ、惑わせるものである。(狂ってんのは阿部だけだけど)
















君に想いは伝わった？









三「阿部くんっ、嬉しそう」
泉「あー…うん。そうだな。もうそっとしといてあげよう」
花「そのうち自分で気付く…だろう」
ひ「どうかな」
栄「阿部ならこのまま気付かないかもよ」











「面白いから、いっか」(一同)