君へ(ハマイズ)

何度でも。




君に届け。

「感動を、ありがとー！！！」





桐青高校との試合。

うちの高校の試合を見るのは初めてだった。




その最初の試合が、去年の優勝校だなんて
絶対無理だと、みんなが諦めてしまうような状況を


こいつらは楽しんで、そんで、勝った。





ほんとに嬉しくて、その瞬間のことは、記憶が吹っ飛ぶほどはしゃいだ。喜んで、叫んで、みんなで…。






「泉！！」






ユニフォームの後ろから軽く肩を叩く。






「おお、浜田」
「やるじゃん、おめでと！！」
「サンキュ」





応援団をつくったのは、正解だった。



やばい…最初考えてたのより、ずっと…すげーもんなんだって、実感した。







「…すげーよ、お前ら」
「え？おいおい、なんでお前が感動で泣くんだよ」
「な、泣いてねぇっ！！マジですごかった！俺、本気で感動した！」
「こっちこそ、応援、ありがとな」






ほんの少し、涙の滲んだ目を拭い

冗談っぽく君を抱きしめた。







「な、なんだよ」
「～っ俺、次も全力で応援するからな！！！勝てよ！」
「わかってるって」





君が苦しいとか言ったけど
俺は抱きしめる腕を緩めなかった。
















何度でも、何度でも、君に届けようではないか。
(この応援を)









ハマイズいいわぁ。なんとなく、書きたくなったので。
あかん、浜ちゃんはいいとして、泉のキャラがつかめない！！