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HN:
海奈
年齢:
32
性別:
女性
誕生日:
1992/08/26
職業:
学生
趣味:
日々妄想(笑)
自己紹介:
一言で言ってしまえば腐女子です。
結界師にはまりまくり☆
少年ジャンプ系、ポップンミュージック、バッテリーなどなど大好きです!
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いつだって、私が望むのは唯一つ。唯一人。
悪いけど、これは変えられないみたい。
悪いけど、これは変えられないみたい。
「よっしゃ、今日もゲンミツに打つぞ!」
気合いれて打席に立つ
その姿は、今まで幾度となく見てきた。
そして…追い続けてきた。
「田島、今日調子いいね」
「わかるのか?」
「うーん?なんとなく…だけど」
そう、なんとなくだ。
そんな気がした。
「ずっと、見てたから、かな」
「…田島を、か」
「うん」
レガースをつけながら、阿部は会話を紡ぐ。
視線はグランドに注がれたままだ。
あいつの集中している時の癖。
構え。
フォーム。
目を閉じても、鮮明に脳裏に描けるほどだ。
「……田島」
ふいに、名前を呼んだ。
聞こえているはずなどないのに、あいつはこっちに視線を向けてきた。
一瞬の笑顔。
そのあと見せる、真剣な表情。
それがたまらなく、眩しかった。
「…田島しか、みてないのな。お前」
「え?そんなこと…」
「ちゃんと、見ろよ」
「何を…」
阿部は防具をつけ終わって、ホームへと出て行った。
「…何を、見るって?」
背番号2の背中。
その場所には、今、田島と阿部がいる。
マウンドには三橋が
ダイヤモンド上に、みんながいる。
ちゃんと、見てるつもりなのに
阿部は、何を見ろというのか…
「…難しいことなんて、いいじゃない…」
野球が出来る。
それでいいだろう?
田島が構える。
阿部のサインに頷く三橋。
投球の瞬間。
振り切られたバットに、心奪われる。
「…まだ、遠いな」
小さく呟いた。
追いつきたいと願う。
一死一二塁。
グランドは、相も変わらず眩しく輝いている。
野球がしたい。
あいつを、手に入れたい。
その背中に、追いつきたい。
届かない手を握り締め、この視線ははずさないまま……。
end
(何もかも、これから。視線の先、眩しい場所。)
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